LGBT運動の牽引者

2000年「東京レズビアン&ゲイパレード※1」を実行委員長として実現。2010年12月に、20年に渡る性的マイノリティのコミュニティでの活動が評価され、「東京スーパースターアワード コミュニティ賞」を受賞。2011年4月、レインボーアライアンス沖縄を設立。2013年から沖縄初のプライドイベント※2として、ピンクドット沖縄を開催。ピンクドットのクラウドファンディングのプロジェクト、「同性カップルの『里帰り結婚式』をピンクドット沖縄で開催したい」では、READYFORソーシャルニーズ部門賞を受賞した。

※1 後の「東京プライドパレード」
※2 LGBTなどの性的マイノリティの可視化を図り社会的認知を広げるためのイベント

HIV・エイズに寄り添って

大学在学中に「HIVと人権・情報センター 東京支部」の活動に参加したことから、HIVの民間活動への関わりが始まった。以後、同支部の事務局長、「メモリアルキルト 東京展」の後期代表、企業や学校向けHIV教育をおこなっていた「国際AIDSプロジェクト」のプロジェクトオフィサーを経て、HIV陽性者の支援活動を中心に活動している「ぷれいす東京」に発足より参加。その後、同事務局長を務めた。また、HIV・エイズの電話相談や、保健所でのHIV抗体検査前後の相談を受ける相談員も務めた。

さらに、「エイズ予防財団」の研究員(リサーチレジデントや流動研究員)も務め、厚生労働省科研費の研究班にも参加し、2007~2010年は、「エイズ予防のための戦略研究 MSM首都圏グループ」の活動と研究に従事した。

研究者として

代表的な著作として『新宿二丁目の文化人類学』(太郎次郎社エディタス)、『カミングアウト』 (朝日新書) 、編著に『パレード〜東京レズビアン&ゲイパレード2000の記録』(ポット種パン)、共編著に『カミングアウトレターズ』(太郎次郎社エディタス)、共著に『ジェンダー人類学を読む』(世界思想社)、『岩波応用倫理学講義5 性/愛』(岩波書店)、『性の文脈』(雄山閣)、『窓をあければ』(ボーダーインク)などがある。
ほか、『文化人類学事典』(日本文化人類学会編)や『世界民族百科事典』(日本文化人類学会編)のセクシュアリティに関連する項目や、『ブリタニカ百科事典2016』の特別リポート「同性間パートナーシップと同性婚」など執筆している。

非常勤講師歴:実践女子大学、関東学院大学、東京大学、筑波大学、東北大学、沖縄県立芸術大学、沖縄国際大学。
研究員歴:早稲田大学琉球沖縄研究所招聘研究員、
        東京大学総合文化研究科学術研究員。

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講演例

「ありのままの自分でいるために~ジェンダーやセクシュアルマイノリティの視点から」 (沖縄市男女共同参画センター )
「性的指向・性自認の基礎知識と性的マイノリティの生徒のサポート」(沖縄県養護教諭研究会)
「シンポジウム 希望をつなぐ<場>をつくる」(国際基督教大学ジェンダー研究センター )
「LGBTってなんですか?」(国際基督教大学ジェンダー研究センター )
「多様な私たちが多様に生きられるためのセクシュアリティ入門」(筑波大学比較文学類プロジェクト )
「教養としての性」(東京理科大学工学部第一部授業「教養概論」 )
「LGBTとビジネス」(一般社団法人那覇青年会議所 )
「 第2回男女共同参画啓発講座 『フツー』ってなんですか? ~性別・性的指向をめぐる思い込み~」(うるま市 企画課)
「LGBTの基礎知識」(<那覇市職員研修>那覇市総務部平和交流・男女参画課 なは女性センター )
「浦添市教頭等研修会  教員のためのLGBT基礎講座」( <浦添市教頭等研修会>浦添市 )
「LGBT活動から学ぶ社会の動かし方」( 生きがいしごとサポートセンター神戸西 )